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2023年12月23日(土) 午前10時30分 大阪・清風中学高校…オリンピックも京大も!人間教育の力

大阪の有名男子校、清風中学校・高等学校。これまで五輪出場選手を20名以上輩出し、インターハイなどでも多くの競技で活躍するスポーツの強豪校として知られるが、例年、京大などの国公立や関関同立など難関私大に多数が合格。さらには医学部にも多くが進む一流進学校だ。高次元の文武両道を実現する原動力『好奇心を育む人間教育』に迫った。近鉄線・大阪上本町駅から徒歩わずか3分。文教エリアの一角に、清風中学高校はある。歩道や車道の通行の妨げにならないように、生徒たちは縦一列に並んで通学。列を乱さず整然と歩く紺の制服姿が凛々しく清々しい。2015年に完成した6階建ての中央館は、シックな鈍色でまるでオフィスビルのような重厚さだ。道路を挟んで向かいに建つ南館は白亜の7階建て。外壁にはスポーツの大会や科学のコンテストなどで優秀な成績を収めた運動部員や文化部員を称える大きな垂れ幕がズラリと並ぶ…威風堂々、文武両道の証だ。そんな清風生の毎日は全校朝礼から始まる。全生徒が校庭に集まり、般若心経を唱える。実は清風は仏教に基づいた建学精神を持つ。「人を助け、人に助けてもらえる徳を養う」生徒が部活動も勉強も全力で取り組むのは、目指すべき人間像に近づくための道なのだ。カツカレーが人気の食堂は、休日になると、自主勉強会の会場に変わる。難関大学に通う卒業生が多数訪れ、後輩の受験をサポート。卒業後も『人助けの心』が生きているのだ。人間性を育むには、自己の内面と問題意識を高める授業も大切。高1国語では村上春樹の小説を教材に『人間の内面性』を深く考え、高2公共ではAIの進化をテーマに『人間の責任』の是非を熱く論じ合う。社会の先端を学ぶだけでなく、その裏側に潜む問題までを深く考えることが、『徳と好奇心にあふれる豊かな人間性』に繋がるのだ。生物部部長の高3生も好奇心を追求してきた一人。大きな賞も獲得したが、部活引退を目前にした今…

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