あらすじ
第十話「砦山の十七日」
笈川哲太郎(渡部豪太)をはじめとした七人は、次席家老・森内兵庫の企てに共鳴し、悪名高い城代家老・溝口左仲の謀殺に成功する。
だが、その矢先に黙認の立場を取っていた次席家老・鮎沢多宮の陰謀で、溝口暗殺は私闘だとして森内は罰せられ、哲太郎たちは追われる身となってしまう。そこで、近習番頭・松尾新六(布施紀行)が鮎沢の策略が巡る前に殿へ直訴に向かうことになる。十五日の間に戻るという新六を信じ、七人は砦山の小屋掛けに身を潜める。ところが翌朝、討手に囲まれ、馬廻・正高大次郎(東尚吾)が矢で負傷。これに対し、国表用人・笈川紋之助(有馬健太)が焙烙玉を投げ込み、砦山は一気に緊迫状態へ。だが、食糧がなくなるなどの出来事が次々と起こり、仲間内で不穏な空気が漂い始める。一人、また一人と命を落とし、哲太郎、槍組頭・庄田孫兵衛(おかやまはじめ)、槍組徒士・藤井功之助(佐野和真)、馬廻・西村伝蔵(宇野祥平)の四人となり、約束の十五日目を迎えるが…。
出演者情報

中老・笈川伊織の長男・笈川哲太郎
渡部豪太
槍組徒士・藤井功之助 | … | 佐野和真 |
近習番頭・松尾新六 | … | 布施紀行 |
国表用人・笈川紋之助 | … | 有馬健太 |
足軽組頭・吉田弥平次 | … | 田中裕二 |
馬廻・正高大次郎 | … | 東尚吾 |
鮎沢多宮の甥・鮎沢金三郎 | … | 鷲津秀人 |
功之助の妻・美鈴 | … | 大井絵梨花 |
馬廻・西村伝蔵 | … | 宇野祥平 |
槍組頭・庄田孫兵衛 | … | おかやまはじめ |
スタッフ情報
【ナレーション】片岡鶴太郎
【原作】山本周五郎「砦山の十七日」(新潮文庫刊『松風の門』所収)
【脚本】李正姫
【監督】山嵜晋平