弥次郎兵衛 松尾 諭

通称“弥次さん”。自称“栃面屋弥次郎兵衛”。
売れない絵師。女性に目がない。
大店の若旦那だったが、放蕩が祟って江戸に逃げてきた。
何故か武術の達人である。教養は高く、“狂歌（短歌の一種）”が趣味である。
十年連れ添ったおふつという女房の尻に敷かれている。
惚れっぽくて情に厚い。

コメント

Q. 出演依頼があった時のご感想をお聞かせください。この「やじ×きた」は、女の尻ばかり追いかけたり人を騙したりする、十返舎一九の原作通りの弥次喜多を描くので、「弥次郎兵衛は松尾さん以外に考えられないんです」と若きプロデューサーに言われ、僕に一体どういうイメージを持っているのかと訝りはしましたが、なんにせよ有難いお話だと思いました。Q. 演じられる弥次郎兵衛にどのような印象をお持ちですか？スケベでセコくてちょっといい人だけど下心満載という、至って普通の男性像だなと。Q. 共演される和田正人さんのイメージを教えて下さい。喜多八は「ちょっとだけいい男」という描写があり、演じられる和田さんも実にちょっとだけいい男です。さらに言うなら僕よりちょっとだけスケベです。