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2021年09月06日(月)安保政策にこだわる 263mと248m

 6月のメルマガで「東京は私にとって14番目に見る首都」という話を紹介しました。さて問題です。大学卒業まで熊本で暮らしてきた私が、上京して「最初にする」と決めていた行動は何でしょう。

 当たるわけがないのですぐ自答します。羽田空港から東京駅に降り立った私は、丸の内側に出て皇居に向かってまっすぐ歩きました。そしておもむろに赤れんが駅舎を振り向き、こう思いました。「これが戦艦大和の全長かぁ」

 小学校の頃にプラモデルで戦艦大和を作り、アニメの宇宙戦艦ヤマトが大好きでした。世界最大の戦艦大和は全長263メートル。でも少年には実感がわきません。本にこう書かれていました。「大和の全長は東京駅赤れんが駅舎の正面の幅とほぼ同じ」。ちなみに赤れんが駅舎は両端の後方に折れた部分も含めれば横幅が約330メートル。アメリカの大型空母の全長とほぼ同じです。

 「日経ニュース プラス9」では8月23~27日に「ニッポンの政治を考える」と銘打ち、5夜連続の特集をお届けしました。最終日のゲストは、自民党の小野寺五典元防衛相と立憲民主党の福山哲郎幹事長。私は「憲法9条は戦力を保持しないと明記しているのに、日本は事実上の空母を持つ。日本にいま何が必要かを憲法も含めて正面からきちんと議論すべきでは」と質問しました。
 
 自衛隊が最新鋭ステルス戦闘機「F35B」の離着陸を可能にするため改装中の護衛艦「いずも」「かが」の全長は248メートル。戦艦大和に近い大きさの艦船を「戦力ではない」「空母ではない」と言い続けるのは、立憲政治の観点から褒められる状況でしょうか。番組ではこれからも安保政策の報道にこだわりたいと考えています。

坂本英二

日経ニュース プラス9 メインキャスター
坂本英二

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