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  • 2021.09.20 MON

    30兆円破綻秒読みか?「中国恒大」経営危機の影響は

    中国の不動産大手、中国恒大集団が30兆円を超える巨額の負債を抱え経営危機に直面している。株価は低迷、投資家が本社に押し掛ける事態となっている。中国の不動産バブル崩壊となるのか。習近平政権は救済するのか。危機のシナリオを読み解く。

2021年07月19日(月)カギは「バブル」と「イノベーション」

 すったもんだの迷走の末、東京都を始め大半の地域での「無観客」開催が決まった東京五輪開幕までちょうど1週間となりました。新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中での開催には疑問の声が多いのも事実ですが、開催が決まった以上はむしろ、コロナ禍で無観客という異例ずくめの五輪から何を学ぶかが重要だと思います。

 課題のひとつは最大の懸念である五輪をきっかけとした感染拡大をいかに防ぐかです。そのカギを握るのが「バブル方式」。入国の段階から、選手や関係者と外部との接触を遮断する仕組みで、選手たちは、空港内はもちろん選手村に入っても外出などが制限されます。バブル(泡)ですっぽりと選手団を包み、外部と切り離すイメージです。選手は自由を制限されますが、東京五輪には約200ヵ国・地域から約1万人の選手が参加し、関係者だけでも数万人に上るとされます。感染を防ぐにはやむを得ない措置でしょう。先月、ウガンダ選手団の入国では陽性者が出た後の対応を巡り、ホストタウンの職員などが相次ぎ濃厚接触者となりました。バブルに穴がないか再度、点検が必要でしょう。

 課題の一方で期待もあります。前回の1964年の東京五輪では開幕に合わせて東海道新幹線が開業し、首都高速の整備が進むなど日本の社会や経済に大きなイノベーションをもたらしました。五輪は「技術の見本市」という異名があるぐらい、画期的な革新を生み出す祭典でもあります。コロナ禍・無観客という未曽有の五輪だからこそ、企業の生み出すイノベーションに注目したいと思います。もちろん、過去最多の580人超の日本選手団による「メダルラッシュ」に期待しているのは言うまでもありません。

日経ニュース プラス9 プロデューサー
森松博士

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