パリのオルセー美術館に所蔵されているゴッホ晩年の作品。不穏な空の麦畑や歪んで見える教会などは、孤独や死の匂いを感じさせるとも言われます。ゴッホが死を選んだ原因として語られてきたのが、「1890年7月6日」弟テオのアパートで起きたできごと。ゴッホを生涯支えたテオとその妻ヨハンナ。彼等とゴッホの間に何があったのでしょうか。南仏アルルに旅立ってから、最後の地オーヴェールまで、ゴッホゆかりの地を訪ねながら生涯を追います。