1900年のパリ万博の際に建てられた「プティ・パレ=小さな宮殿」。その名の通り、建物そのものが装飾美術の粋を集めた芸術作品です。今ではパリ市の美術館として幅広い美術品を展示しています。なかでも注目されるのは、19世紀後半に活躍した画家、クールベの作品。印象派前夜、センセーショナルな作品を次々と発表したクールベが、当時のフランス画壇にもたらしたものとは?パリ、そして画家の故郷オルナンへも足を延ばし、クールベに迫ります。