グレートブリテン島の南西部、ウェールズ。イギリス連合王国の中でも独特の文化を持つ国です。20世紀初頭に誕生した「カーディフ国立美術館」は、街の繁栄が生み出した輝かしい成果の証でした。中核をなすのはウェールズの大富豪、デーヴィス姉妹の遺贈品。街のシンボル、カーディフ城、世界遺産の地ブレナヴォンの石炭博物館、彼女たちが暮らした芸術の館グレギノグ・ホールなどを巡りながら、姉妹が美に託した想いに迫ります。