5月15日の放送でリクルートの「ゼクシィ」を取り上げました。結婚式を挙げない「ナシ婚」が広がり、婚姻数も減少する中で、ゼクシィの2022年12月号の実売部数が過去最高を更新したというのです。
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| ゼクシィは付録のテコ入れを進め販売が好調 | |
もともとゼクシィは「男と女の恋愛支援」を掲げ、1993年に創刊。90年代後半から結婚式場の情報誌に変わり始めました。今後も結婚といえばゼクシィという圧倒的な地位を維持するには変化が欠かせません。ただ、取材をしてみて圧倒的なブランド力があるからこその変化の難しさを抱えていると感じました。
変化の肝となるのは人材です。以前、リクルートの北村吉弘社長に人材についての考え方を聞いた時に「かつては突拍子のないことを言う人が大勢いた。もっと異質な人材が必要だ」と話していました。
「きみはどうしたいの」。リクルート創業者の江副浩正氏は部下にそう問いかけていました。自ら課題を解決する起業家精神を社内に浸透させた原点です。スタートアップなどへの「人材輩出企業」と評されるリクルートですが、いまでは最短距離で起業する人も増えています。リクルートが人材を集める求心力を保ち続けられるのか問われていると思います。

日経ニュース プラス9 プロデューサー
淡海美帆
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