東京は先週の夏を思わせる暑さから一転、秋を通り越して初冬の寒さ。3年ぶりの木枯らし1号が観測されました。が、マーケットは熱くなっています。
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| 株も円も33年ぶりの節目目前 | |
先月までは「株式相場の大敵」といえるアメリカの金利上昇で、日本を含め世界的にも株が売られました。低い金利の日本円を借りて売り、高い金利のドルを買って運用する「キャリートレード」と呼ばれる取引も活発で、円安傾向が強まりました。
そのアメリカの金利が先月末以降、中央銀行FRB(連邦準備制度理事会)の利上げ見送りと消費者物価の伸びが予想より低かったことで上昇から下落に転じました。株と円が買い戻されて、実現した日本にとっての「ダブル高」。しかし......。
ドル円相場は、いったん150円台に下がったものの再び151円台と行ったり来たり。ユーロ円は一時164円台に突入し、かえって円安が進んでいます。アメリカの金利が下がっているのに、なぜ?
かつて輸出大国だった日本。海外で稼いだ莫大なおカネは日本に戻ってくる際に円に両替、つまり外貨を売り円を買うことで、円安圧力を打ち消していました。ところがいま、その稼ぎが日本よりも成長期待の大きい海外で外貨のまま戻ってこない......。去年の新語・流行語大賞で「悪い円安」が入選、表彰式に呼ばれた日本経済新聞の小栗太編集委員が、スタジオで解説してくれました。
当日の解説内容は、こちらの日経電子版記事"「円弱」1ドル150円 理由は金利差だけじゃない"で、わかりやすくまとめています。
今年もあと1カ月半。年末までに、マーケットはどう動くのでしょうか。担当キャスターとして、引き続きしっかりお伝えして参ります。

日経ニュース プラス9 キャスター
岸本好正
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