早いもので今年も、もうすこしで折り返しです。今年前半、何が売れ何がウケたのか。恒例の日経MJヒット商品番付を今週火曜(6日)にお伝えしました。
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| 番付放送後に須黒アナウンサーと |
全体のトップ、東の横綱は「5類移行」。新型コロナウイルス対応に明け暮れた3年。旅行、外食、イベント......ようやくみんなで楽しめる状況になってきました。西の横綱は「WBC世界一」。大谷選手のユニホームを始め、関連商品の売れ行きはヒットを飛び越してまさにホームラン級でした。
この半年の消費トレンドは?番付を編成した日経MJの岸本まりみ記者の答えはズバリ一言、「壁を破る」。WBCだけでなく、そろって関脇に入った「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」と「THE FIRST SLAM DUNK」など日本のコンテンツも文化の壁を破り海外でも話題になりました。国内でのブームから8年、イギリスの人気オーディション番組で旋風を起こした、とにかく明るい安村さんも、大丈夫です。入ってますよ、「敢闘賞」に。
巣ごもり消費から「ステイホームの壁」を破って外に繰り出し始めた人々のニーズに応えたグッズも目立ちました。韓国の人気コスメとローソンが共同開発した化粧品や花王のミストタイプの日焼け止めなど、メークやスキンケア関連商品が上位に。目を輝かせていたのは当日担当だった須黒アナウンサー。「マスクも外れたので、本当に大事です......」としみじみ語っていました。
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| 値上げでも下期は「とにかく明るく」......? |
番付掲載日(今回は7日付)の日経MJにはこれも恒例、最終面に今年後半のトレンド予想が載っています。見出しは「物価高でもポジティブに」。物価上昇傾向がつづくなかでも、『節約に疲れた気持ちをポジティブにするために、ここぞという時には賢く消費を楽しみそうだ。つい財布のひもがゆるみそうなコンテンツがこの半年充実している』とのこと。さっそくまもなく今月16日に「ハリー・ポッター」のテーマパークが東京のとしまえん跡地にオープンするほか、夏以降、京都や横浜などで高級ホテルが開業します。
私が担当するマーケットでも、1989年の最高値3万8915円というバブル経済崩壊後30年以上破れなかった「壁」を日経平均株価は破れるでしょうか。来週は日米とヨーロッパ(ユーロ圏)の3つの中央銀行が、相次いで相場に大きな影響を与える金融政策を決める会合を開きます。まさに今年上期の最後のヤマ場です。「日経ニュース プラス9」は会合の結果やマーケットの反応を、詳しくお伝えします。

日経ニュース プラス9 キャスター
岸本好正
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