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2023年05月15日(月)消えた壁 真の「ウィズコロナ」の始まり

 ついに、あの「壁」がなくなりました。スタジオ内で出演者の間を仕切っていたアクリル板です。新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから3年。コロナの感染症法上の扱いが季節性インフルエンザ並み(5類)となったことで、テレビ東京グループとして警戒レベルを引き下げました。

役目を終えたアクリル板(11日の放送後)


 5類への切り替えはゴールデンウイーク明けとなりましたが、すでに連休前から東京都心では週末ごとに猛烈な人出でした。私の家の近所にある、なじみのカフェは最近、人気ドラマのロケ現場になったことも重なって地元住民がなかなか入れない状況に。連休の終わりに雨が降り客足がようやく落ち着いたところで話を聞くと、繁盛ぶりに感謝しながらも「本当に大変だった......」としみじみ語っていました。

 一方、どうでしょうか。街中を見ても、電車に乗っても、混雑するお店でもマスクを着け続けている方が案外多いような印象を持ちます。BSテレ東のある東京・六本木は、ご存じ日本を代表する夜の街。以前は朝までやっているバーなどがたくさんありましたが、感染拡大後、多くが軒並み営業を短縮しました。実は、5類切り替え後も深夜は閉じたままという店が目立ちます。

 感染力の高さや変異といったコロナのリスクは変わっていません。この夏に「第9波」が来るという専門家もいます。実は私は基礎疾患を抱えているのですが、先日6回目のワクチン接種についての封書が自宅に届きました。感染拡大が始まったころによく耳をした「ウィズコロナ」、つまりウイルスとの共存が本当の意味で始まったのではないでしょうか。

 この3年で私たちの仕事も大きく変わりましたよね。ミーティングはオンラインが当たり前、もはやコロナ前には戻らないでしょう。国際会議は、なおさらです。来週は7年ぶりに日本でのG7広島サミットが開かれますが、政府の債務不履行(デフォルト)の危機を迎えているアメリカのバイデン大統領は、ひょっとするとリモートとなる可能性も出ています。どうなることか。日本にとって大阪でのG20サミット(2019年)以来、コロナ後では最大級の首脳会議。「日経ニュースプラス9」は小柳建彦キャスターが現地に入り、生中継でリポートします。

岸本好正

日経ニュース プラス9 キャスター
岸本好正

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