いよいよ、来月13日からマスクの着用が屋内外を問わず個人の判断に委ねられます。コロナの終わりが、少しずつ見え始めていますね。といっても「脱マスク」を含めて私たちの暮らしや感覚が急に変わるのは難しいかも。そんな中、日本を訪れる外国人の数は戻りはじめています。まだコロナ前の水準の半分強といったところですが、それでも経済の面で考えるとありがたいことです。単にインバウンド消費が景気を押し上げる、だけではないのです。
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| 16日木曜日は月曜キャスターの西村さんとお伝えしました |
今や日本はかつてのように国外にモノを売って輸出で稼ぐような国ではありません。貿易赤字は過去最大でクラウドサービスや動画・音楽配信などデジタル関連のサービス収支も大きく赤字。インバウンド消費は外国人客が日本国内でおカネを使いますが統計上は「輸出」扱いですから、去年大きく減った日本の経常黒字を押し上げる効果もあるのです。
番組でも、このインバウンド消費について取り上げ(15日)、スタジオに内閣府公認「クールジャパン・アンバサダー」のベンジャミン・ボアズさんをお招きしました。そのボアズさん、かつて政府が掲げていたスローガン「Yokoso! Japan」(ようこそジャパン)について「あれでは外国人には意味がわかりません」。その一言で、遠い記憶がよみがえりました。
私が2002年に社会人となって数年、出張などで飛行機に乗る機会が格段に増えた頃。空港で「Yokoso! Japan」が目に入るたびに「ヨコソージャパン」と脳内再生していました。当時「コンニチハならともかくヨウコソってあまりメジャーではないよね」と感じていました。日本人目線で文化を押し売りする感じになっては、外国人旅行者の皆さんにはウケない、ということなのでしょう。
最後にお知らせです。去年2月24日のウクライナ侵攻から、まもなく丸1年。来週23日から24日にかけ2夜連続で特集をお送りする予定です。

日経ニュース プラス9 キャスター
倉野麻里
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