最近世界で一気に注目を集めている「ChatGPT」(チャット・ジーピーティー)をご存知でしょうか?アメリカ・シリコンバレーのスタートアップ企業、オープンAIが提供するサービスです。この企業、先日マイクロソフトが数十億ドルを追加投資すると発表したことでも話題となりました。
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| 素っ気なく感じるChatGPTの画面ですが...... |
「ChatGPT」とは対話型のAI(人工知能)チャットボットです。スマートスピーカーやアップルの「Siri」などと同じように、こちらの質問に対してAIが答えてくれます......これだけだと単なる後追いのようにも聞こえますが、言語のなめらかさや精度の高さから、去年11月に無料版が公開されて以降、世界中で注目されています。
ということで、早速私も「ChatGPT」デビューしてみました!せっかくなので「プラス9をより良い番組にするには?」と聞いてみました(笑)。そこで返ってきた答えがこちらです。
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| すらすらと自然な文章が出てきます |
「プラス9をより良い番組にするためには、様々な方法があります。例えば、話題性の高いトピックスを取り上げることで視聴者の興味を引き、質の高いゲストを迎えることで、番組の魅力を高めることができます。また、視聴者からのフィードバックを取り入れ、番組のフォーマットやスタイルを改善することも有効です」
質問を入力してからわずか45秒ほどで、この回答が表示されました。文章に違和感がなく、内容もいたってまっとうです。ちなみに、我が家にはスマートスピーカーがあるのですが同じ質問をしてみると......「すみません。うまく理解できませんでした」。
現在につながるAIブームは、深層学習という技術革新で画像認識の精度が飛躍的に向上したことを受けて、2012年ごろに始まりました。そこから10年を経た今、このような革新的なものが誕生し、新たな発展のステージを迎えているように感じます。
ただ、これだけ高性能なサービスの誕生にはリスクもつきまといます。特定の政党を支持させるような情報発信や、無意識のうちに商品購入を促されるようなことにもつながりかねません。利用して感じたのは、すでに人間が作成した文章との違いを判別できないレベルにまで達しているということ。例えば「AI作成」の表示を義務づけるといった制度づくりも必要になってくるかもしれません。
驚くべき進化を遂げるAI。悪用されないよう見張りつつ、技術革新の芽を摘まない社会づくりはできるのでしょうか。

日経ニュース プラス9 キャスター
片渕茜
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