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  • 2022.08.10 WED

    もはやピークに達したか!? 世界揺さぶるインフレの行方

    インフレはピークに達したのか―。先月発表された6月の米消費者物価指数(CPI)は、前年比9.1%の上昇とおよそ40年半ぶりの水準となりました。日本時間の今夜9時30分に発表される7月の結果に世界の注目が集まります。番組はこのCPIの結果を速報し、インフレの行方と今後の日本経済への影響を検証します。

    また、きょう10日に発足する第2次岸田改造内閣の主な顔ぶれと人事の舞台裏も解説します。

2022年06月27日(月)ものづくりの原点?ヒットを生む「N1」視点

 須黒、倉野両キャスターに続いて「日経ニュース プラス9」で思わず「へえー」と気づかされたことを紹介します。私、片渕が担当する毎週金曜日の「ヒットのクスリ+9」。人気商品がなかなか出にくくなった今のニッポンでヒットを飛ばした企業のマーケティングに光を当てるこのコーナーで、6月10日に取り上げたのが「N1」(エヌワン)。ご存じでしたか?

へそごまパックは事業化を検討しているそうです


 「N1」とは「たった1人の『ある特定の顧客』の不満や要望を徹底的にヒアリングし、そこから新たな製品を生み出そう」という手法です。膨大なデータから顧客のニーズを洗い出し、製品開発に生かすという旧来のやり方とは全く異なります。この「N1」を元に花王が開発した商品「へそごまパック」を番組で紹介しましたが、なかなかユニークな商品でしたね。

 おへその汚れ「へそのごま」を取るため、ただそれだけのため、の専用パック。今までそんな商品、見たことも聞いたこともありませんでしたが、いざ店頭に並んでいるのを見ると思わず試してみたくなるようなニッチな商品でした。番組に出演した花王の担当者の方が「100の『いいね!』より1つの大きな『ありがとう』をつくろう」とおっしゃっていました。「へそごまパック」は現在販売していませんが、事業化に向けて検討を進めているそうです。

 今回の特集から、私は以前担当していた「ワールドビジネスサテライト(WBS)」の「トレンドたまご」の取材を思い出しました。これからトレンドになりそうな新商品を紹介するコーナーです。毎回、開発者さんに製作のきっかけを伺っていましたが、よく「うちの子がこんな場面で不自由を感じていたので......」「妻がこんな商品があればなあ、と言っていたので......」など、まさに「N1」の視点で商品づくりをされていました。

 「N1」は新たに注目されているマーケティング手法ですが「身近な人の悩みを解決したい」という、ものづくりの原点に実は近い発想なのかもしれませんね。

片渕茜

日経ニュース プラス9 キャスター
片渕茜

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