「来店されるお客様が急に増えて......。申し訳ございませんが在庫がないんです」。先週、着古した冬物の服を買い換えようとしたら店員さんからこんな言葉が返ってきました。
ここにきてオンラインでなく買い物に行こうという人が続々お店を訪れている一方、感染拡大以降は生産を絞っているため、たちまち品薄になったとか。その後、なじみのレストランで食事をしたら飲食業界でも同じようなことが起きているようで「お客が増えているのに店員が手当てできず休んでいるところもある」と聞きました。リクルートがまとめた三大都市圏のフード系アルバイト・パートの募集時平均時給は10月に2.4%伸びて1050円となり、過去最高となっています。
緊急事態宣言が9月末に解除されて2カ月。新型コロナウイルスの新規陽性者数は低い水準で推移しています。これまで我慢してきた心を解放する「リベンジ消費」が出てきた半面、番組でよく取り上げている「供給制約」が私たちに身近な衣食住の現場でも表れはじめてきました。
来週は、もう12月に入ります。基本的に厳しい環境が続いた今年の消費トレンドを振り返る、恒例の「日経MJヒット商品番付」が例年初旬に発表されます。横綱は去年が「鬼滅の刃」と「オンラインツール」、今年上期は「サステナブル商品」と「買い物テック」でした。スポーツ好きの私としては「東京五輪・パラリンピック」「メジャーリーグの大谷翔平選手」といったところが気になります......。「日経ニュース プラス9」では日経電子版の公開当日に、番付編成の責任者である日経MJ編集長の解説を交えて詳しくお伝えします。

日経ニュース プラス9 「マーケット一目瞭然」キャスター
岸本好正
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