認定こども園である「まちのこども園・代々木公園」(東京・渋谷)を見学させていただく機会がありました。認定こども園は、幼児教育と保育を一体的に行う施設で、いわば幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設です。足を運んでみて驚きました。こども園と代々木公園には壁などの隔たりはなく、園内には土間があり、地域の方々と交流できるような設計がされているのです。
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この日はお天気が良く子どもたちは外に遊びに出掛けていたため、誰もいない園内でしたが、木がふんだんに使われたその空間はとてもあたたかでした。ここが東京であることを忘れてしまうくらいでした。
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園の方から「幼保一元化構想」のお話をうかがいしました。「幼稚園」は文部科学省、「保育所」は厚生労働省が所管しています。幼稚園と保育所では根拠となる法律や対象年齢なども違います。その成り立ちや役割の異なる2つ省庁の垣根を統合し、制度を一本化しようというのが「幼保一元化構想」です。
ここ「まちのこども園」は認定こども園ですので、所管は内閣府です。認定こども園は3つの省庁が関わり、縦割りで省庁間の連携が不足しているという課題を解決しようという試みです。
「こども庁」の創設などが議論されています。子どもに関わる様々な政策を一元的に担当する行政機関づくりは急務だと言われていて、虐待の防止や不登校への対応、貧困対策の立案と遂行に強い権限を持たせることなどが求められます。まもなく衆議院選挙。次期政権には、子どもを育てる親の目線をもった政治を期待しています。

日経ニュース プラス9 メインキャスター
榎戸教子
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