核融合という言葉はよく聞くようになりましたが、実際どのようなもので、どこで行われるのか。運用開始に向け巨大な壁を設置するため、核融合装置が正面から見られなくなってしまうと聞き取材に行き先日放送しました。
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| 核融合装置は奈良の大仏より巨大です | |
東京から車で2時間。訪れたのは茨城県那珂市にある那珂フュージョン科学技術研究所。ヘルメットと白衣を身に着け、靴を履き替えて中に入ると、中にそびえ立つのが高さ16メートル、幅20メートル、重さ2600トンの核融合装置「JT-60SA」。パイプやタンクが無数につながっていて、まるでSF映画の世界のようです。
「JT-60SA」は欧州との国際協力で8年かけて建設し、運用開始に向け準備が進められています。海外では日本、欧州、アメリカ、ロシアなど7極が共同で「ITER」をフランスに建設しています。
「核融合はかれこれ数10年研究していて、なかなか手が届かないということも言われている」。量子科学技術研究開発機構、井手俊介さんは言います。最近では欧米に加えて中国も研究開発を加速していて、各国間の競争が激しくなっています。「核融合の実現に向け課題はあるがアプローチの道筋は見えている」と力強く話す井手さんの表情が印象的でした。


