東日本大震災から14年。福島に移住して起業する人が増えています。どういう思いで起業したのか、今何を感じているのか現地で取材しました。
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| 駅前もシャッターの下りた店が目立ちました |
福島市の福島駅から車で1時間半。福島県の沿岸部に位置する南相馬市に入りました。取材先との待ち合わせ場所である小高駅への道を走っていると、あらわれたのは空き地とシャッターの降りた店。昼食を食べようとグーグルマップで営業中の店を調べて行っても、明かりはついていません。
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| 日下さんは10年ぶりに福島に戻ってきました |
10年ぶりに福島に戻ってきた日下あすかさん(29)を訪ねました。日下さんは中学3年生の卒業式の日に福島で被災。東京の大学に進み、建築事務所で3年間勤務した後、福島に。キャンピングカーで観光地を回ってもらう事業を立ち上げようと、一般社団法人コトづくりを設立しました。
「等身大の自分ができることを考えていた10年だった」と振り返ります。「建築を通して地元の浜通りで何かしたいと思ったが、建築はお金も時間もかかるので別の方法と考え、キャンピングカーで事業をしようと思った」と話します。
「復興のためにこの事業をやりたいとは考えていない。ここに住んでいる人たちは震災・復興という文字を考えずに暮らしている」。震災や復興を超えて、目指すものを話してくれる日下さんの表情は印象的で力強さを感じました。


