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誇りの地 巡礼 地域の魅力を再発見する

2014.08.05

<8月の旅先>軽井沢 街の発展を支えた鉄道と駅

年間800万人の観光客が訪れる軽井沢。明治時代、東京へ繋がる鉄道が整備された事で街は発展の歩みを早めました。街の発展を支えた駅と鉄道に想いを馳せながら軽井沢を散策してみませんか?

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長野県の東部に位置する軽井沢。
8月の平均気温がおよそ22℃の街は、明治時代の宣教師によって避暑地として知られるようになり、今では年間800万人の観光客が訪れます。

1997年、新幹線の開通に伴い、軽井沢の駅舎は改築されました。隣には、明治の頃の外観を忠実に再現した駅舎が、記念館として建っています。館内には、写真や模型などが展示され、街の発展を支えた駅と鉄道の歴史を知ることが出来ます。

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時は、明治時代。
明治17年に上野・横川間、4年後に直江津・軽井沢間が開通し、軽井沢と横川を結ぶ、碓氷(うすい)峠(とうげ)越えの路線の着工が待たれました。

江戸時代に関所が置かれていた碓氷峠。11.2キロメートルの峠は、高低差が553メートルもあるため、鉄道を敷くには、難所と言えます。当時の工事は、困難を極めそうです。

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鉄道には、登山鉄道などに利用されるアプト式を採用。レールの間に敷いた滑り止めの歯型のレールと車両の下の歯車をかみ合わせ、急勾配を走る鉄道です。

18の橋と26のトンネルを造る工事の末、明治26年、軽井沢と横川を結ぶ路線は開通しました。1997年に廃線となった路線は、現在、一部の区間が遊歩道になっています。

東京へつながる鉄道が整備されたことで、街は、発展の歩みを加速させます。栄えた産業の一つが、天然氷の製造でした。標高およそ1000メートルの軽井沢は、冬場、マイナス10度以下にもなります。明治時代には、この気候を活かして天然氷を作る業者が多く、鉄道を使い東京にも輸送していたそうです。

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