日経おとなのOFF
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電車の運転体験

やがて右手には雄大な宍道湖の風景が広がります。途中で車両を乗り換え、松江方面へ。終点の松江しんじ湖温泉駅に到着。松江は松平家18万石の城下町。市内のいたるところに武家屋敷が残り今も往時を偲ばせます。
その一角にあるのがラフカディオ・ハーンこと小泉八雲の旧居。怪談「雪女」や「耳なし芳一」などで知られた明治の文学者です。明治23年に来日した八雲はこの松江滞在中に妻セツと結婚。中学校の英語教師をする傍ら山陰の風土に日本人の美意識を学んだと言います。
自宅に併設された記念に八雲が愛用した机と椅子が・・・よく見ると、机の脚の部分が高くなっています。目の悪かった八雲は原稿を書く時、用紙に極端に顔を近づけて書くためこのような机を使っていたとか。他にも、妻のセツを呼ぶ時に使ったホラ貝やコレクションしていたキセルなど八雲ゆかりの品々が数多く展示されています。
小泉八雲旧居の並びに出雲地方の郷土料理が食べられる店があります。昔の武家屋敷を改築した食事処・八雲庵。この庭を眺めながら是非、頂きたいのが・・・名物の出雲そば。

三段重ねの丸い漆器にそばを盛って出すのが、ご存じ割子そば。元々、松江の職人がそばを野外で食べるために弁当箱として使ったのが始まりとか。好みの薬味を乗せ、出し汁をかけて頂くのがこの地方独特の食べ方です。
そばの実を皮ごと挽くため色は濃く、香りが強いのが特徴。初夏のさわやかな風の中出雲そばの素朴な味わいを野外で楽しむ。気忙しい日常を、ふと忘れるひとときです。
ローカル電車の旅もそろそろ終盤。夕方、宍道湖からの絶景ポイントがあります。 ゴトゴトと電車に揺られ出雲・松江の自由きままなひとり旅にでかけてみませんか。




