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コラム

お小遣いじゃ買えない

 最近、衝撃的な出来事がありました。

 私は大の漫画好きなのですが、家のスペースの問題等もあり基本的には電子漫画にシフトしていました。ただ、幼少期から(かれこれ30年ほど)単行本を買い続けている「ONES PIECE」だけは、紙での購入を続けています。

 これは「ONE PIECE」の電子版の発売日が紙よりも1か月遅いためでもあります。発売日に買って、はやる気持ちを抑えつつ、インクの香りを感じながらページをめくる...それは童心に帰ることのできる貴重な瞬間です。

 その「ONE PIECE」の新刊が11月になって、すぐに出ました。すっかり発売日を忘れていた私は、慌ててコンビニに買いに行きました。いつもなら何かと一緒に会計をするのですが、この日はたまたま漫画だけ。その際に衝撃の事実に気が付きました。なんと...1冊が...570円もする?

2012年と2025年を比較しました


 私の記憶では370円くらい、話の数が多い時に420円するかな?くらいの感覚でしたが...。

 こんなに高くなっているとは?もちろん、もちろん、企業が価格転嫁できることは良いことで、インフレとはこういうことなんだ、とわかっているのですが、それでも幼いころから慣れ親しんできたモノの値段が変わった衝撃がこんなに大きいとは...。

 思えば月のお小遣いが500円の時もジャンプコミックスを買っていたなぁ。あのころの私のお小遣いではもう買えないのかぁ。と色んな思いが胸をよぎりました。気になって調べてみたところ、2024年には今の値段になっていたようですね。日経の記事によればマンガ単行本は値上がりが続き、1冊あたり500円台から700円台の物も増えているようです。

お小遣いを握りしめて買う「ワクワク感」は体験してほしいです


 私自身、本や漫画で世界を広げてきたという原体験があるだけに、この「570円」は親として他人事ではありません。 図書館などをうまく活用しつつも、あのお小遣いを握りしめて買ったワクワク感をどう体験させるか。お小遣いの「インフレ手当」も考えなければいけない時代になったのだと、しみじみ感じています。

 とはいえ、うちはまだ3歳なので、喫緊の課題は私の漫画代をどう捻出するか...となりそうです。