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コラム

2024年問題の救世主?

 7月24日の番組では、いすゞ自動車が発売する普通免許で運転できるトラックを紹介しました。2024年問題が課題になる中で、ドライバーの裾野を広げるのが狙いです。

いすゞは普通免許で運転できるディーゼルトラックを発売する


 元トラックドライバーでライターの橋本愛喜さんに2024年問題について話を聞きました。その中で印象に残ったのが、4月に始まったドライバーの残業規制が給料の減少につながっているという話です。5月末にドライバーに3月と比べて給料がどう変化したかアンケートを実施したところ、「増えた」が18%、「変わらない」が52%、「減った」が30%だったというのです。

 副業に対しても聞いたところ、6割を超えるドライバーが前向きに検討しているとの結果が出ました。収入減を補うため、副業で運転代行をしているドライバーもいます。かつては年収1000万円クラスも少なくなく、「ブルーカラーの花形」と言われていましたが、他の業種と比べて賃金が安いのが実態です。

 2024年問題の救世主として、今回取り上げたいすゞの普通免許で乗れるトラック、トラガール、外国人労働者、モーダルシフト、自動運転・・・と様々なものが取り上げられてきましたが、橋本さんは「救世主はない。業界全体で賃上げの原資である運賃をあげることと、労働環境をよくすることにつきる」と話します。今後も2024年問題に注目していきたいと思います。