又吉直樹、島へ行く。 母の故郷~奄美・加計呂麻島へ

又吉直樹、実は、18歳の時に、母親とともに加計呂麻島を訪れている。
しかし記憶に残っている風景は「ガジュマルの木」だけだと言う。
上京前にどうしても行っておきたかったはずの母の故郷なのに・・・
記憶力がいいはずの又吉が、ほぼ何も憶えていない。
会ったはずの親戚の顔もうろ覚え、島には何もなかった薄曇りのイメージが残るのみ。
本人も首を傾げて、腑に落ちない様子でいる。
15年経ち、再訪する又吉に「加計呂麻島」はどんな風景を見せてくれるのか。
失われた記憶の意味に、又吉は気づくのだろうか。
語り:原田知世