黒い報告書 女と男の事件ファイルⅢ「誤解」

ストーリー

第五の報告書

<2013年7月6日「誤解」>

たかる女

監督:深作健太
主演編集者役:石黒賢
脚本:日比野ひとし
ゲスト作家役:酒井法子

真田(石黒賢)は編集長から、今回の「黒い報告書」を元敏腕編集者の上條理佐(酒井法子)に依頼したと告げられる。理佐は業界では有名で、特に純文学作家・河原林賢治にエンターテインメント小説を書かせてベストセラーにした功績はよく知られていた。最近になって出版社を退職した理佐を、編集長ははじめ『週刊新潮』の編集者としてスカウト。だが理佐には物書きとしてやっていきたい、という意思があり、ならばと「黒い報告書」の執筆を依頼したという。
理佐が題材として選んだのは「高級マンション母子殺人事件」。都内でレストランをチェーン展開する経営者が、二回りも年下のキャバクラ嬢を愛人にして、その後、妻とは離婚。内縁の妻となった女に跡取り息子をうませ、超高級マンションで暮らしていたが、事業がうまくいかなくなり、女と幼い子供を殺して、自分も自殺した事件である。世間では「金目当ての結婚のなれの果て」「若い女に眼がくらんだセレブ男の悲劇」などと言われていた…。
真田は反対した。もっと等身大の、ありふれた男女の間でおきる事件の方がいいのではないかと。しかし、理佐はそんな真田の助言など馬耳東風で、元敏腕編集者らしく自分で段取り良く取材を進めていく。取材するうちに気分が乗ってきた真田だったが、なんと理佐から「発想が凡庸で編集者失格」とまで言われてしまう。
編集長に報告に行った真田は、理佐の編集者時代の話を聞かされる。ベストセラー作家に育てあげた河原林の信任があつく、不倫の噂が出るほど秘書のようにいつも河原林のそばにいたこと。ここ2年ほどスランプになり書けなくなった河原林を理佐は見捨て、それを苦に河原林は自殺したという噂があること。河原林と理佐の関係と、この事件の男女の関係は、どこか似ているように真田には思えた…。
事件関係者

監督

深作健太 ふかさくけんた

第五の報告書「たかる女」監督

【プロフィール】

1972年東京都出身。映画監督深作欣二・女優中原早苗の長男。成城大学文芸学部卒。
健は高倉健、太は菅原文太から取って命名された生粋の映画の使者。

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