元芸者・おはん …… 平山あや 呉服商「越前屋」の跡取り息子・定次郎 …… 佐野和真 定次郎の異母兄・佐太郎 …… 佐野泰臣 呉服商「越前屋」の女将・おみち …… 朝加真由美
【原作】山本周五郎「釣忍」(新潮文庫刊『松風の門』所収) 【脚本】水谷龍二 【監督】永江二朗 【プロデューサー】瀧川治水、山本和夫 【製作】BSジャパン、ドラマデザイン社
平山あやコメント 今まで時代劇はあまりやったことがなく、現代劇とは衣裳もセットも何から何まで違うし、台本も難しく必死で覚えないといけないと思いましたが、お話をいただけてとても嬉しかったです。着物もかつらも新鮮な気持ちです。周りからは似合うと言われますが、本当に大丈夫かなという不安もあります。 山本周五郎さんの作品は独特な世界観で描かれていて、“殺陣が無い”“偉い人が出てこない”というのが特徴だと思います。出てくるのは庶民ばかりで、そのキャラクターそれぞれに人情があるのが魅力的ですね。 人情っていうと、自分には程遠くて、ふだんあまり考えたことがないのですが、今回この作品で人を思いやること、人と人とのつながりや自分の周りの人たちを大切にするということは人として生きていくうえで一番大切なことなんだということに気づかされました。今の時代では忘れがちだけど忘れてはいけないことなんですよね。 私が出演する第3話「釣忍」は夫婦の人情を描いています。切ないラブストーリーです。(夫の定次郎を実家に戻すために自分は身を引いて)心を鬼にして家から出す、というところはぐっと来ました。そのシーンはすごく切なかったですね。涙は見せたくないけど、笑おうとするとどんどん悲しくなっていく…。そういう人の心の動きは時代劇も現代劇も変わらないところですね。 撮影をしてきて、いい作品になっていることは間違いありません。忘れていたことを思い出させてくれる、いろいろ考えさせられる、自分にとっても心が動く作品になっています。時代劇をそんなに見たことが無い方にも見やすく、引き込まれる物語ですので、第3話だけでなく、シリーズ通して最後まで見ていただきたいなと思います。
平山あやコメント
今まで時代劇はあまりやったことがなく、現代劇とは衣裳もセットも何から何まで違うし、台本も難しく必死で覚えないといけないと思いましたが、お話をいただけてとても嬉しかったです。着物もかつらも新鮮な気持ちです。周りからは似合うと言われますが、本当に大丈夫かなという不安もあります。
山本周五郎さんの作品は独特な世界観で描かれていて、“殺陣が無い”“偉い人が出てこない”というのが特徴だと思います。出てくるのは庶民ばかりで、そのキャラクターそれぞれに人情があるのが魅力的ですね。 人情っていうと、自分には程遠くて、ふだんあまり考えたことがないのですが、今回この作品で人を思いやること、人と人とのつながりや自分の周りの人たちを大切にするということは人として生きていくうえで一番大切なことなんだということに気づかされました。今の時代では忘れがちだけど忘れてはいけないことなんですよね。
私が出演する第3話「釣忍」は夫婦の人情を描いています。切ないラブストーリーです。(夫の定次郎を実家に戻すために自分は身を引いて)心を鬼にして家から出す、というところはぐっと来ました。そのシーンはすごく切なかったですね。涙は見せたくないけど、笑おうとするとどんどん悲しくなっていく…。そういう人の心の動きは時代劇も現代劇も変わらないところですね。
撮影をしてきて、いい作品になっていることは間違いありません。忘れていたことを思い出させてくれる、いろいろ考えさせられる、自分にとっても心が動く作品になっています。時代劇をそんなに見たことが無い方にも見やすく、引き込まれる物語ですので、第3話だけでなく、シリーズ通して最後まで見ていただきたいなと思います。