この番組はBSテレ東4K(4K 7ch)で
超高精細な「ピュア4K映像」をご覧いただけます

2019年4月19日(金)令和元年 ヘイセイにあらず? 岸本好正

 4月も残りわずか。いよいよ平成から令和への代替わりが近づいてきました。全国的に気温がぐんと上がり、新元号の出典である万葉集の「令月にして 気淑(よ)く風和ぎ......」さながらに気候がさわやかに、風も和らいできました。30年ぶりの改元は昭和天皇の崩御に伴う前回と比べると、明るい雰囲気に満ちあふれています。「令和」関連のビジネスや消費も空前の10連休と相まって盛り上がるでしょう。私たちも穏やかな気分で、お祝いしたいのですが......世界に目を向けると、いくつもの大きな懸案事項が平成の間に決着せず、令和の世に先送りされています。


 まずはイギリスのブレグジットです。EUからの離脱期限が10月末まで延びましたが、ヨーロッパ理事会(EU首脳会議)の合意文をよく読むと、ヤマ場は早くも来月に来ます。ヨーロッパ議会選挙の前日である5月22日までにイギリス議会が離脱合意案を承認できず、かつイギリスが選挙に参加しない場合は6月1日に「ノー・ディール」=「合意なき離脱」となって経済や社会に大きな混乱を招く恐れがあります。


 アメリカと中国の貿易戦争も平成の間には終わりそうにありません。両国の交渉は長引き、最終決着の場となるはずの首脳会談の日取りが決まりません。そもそも実際に決着するのかどうかも、なお不透明です。


 日本にとっても、6月に大阪で20の国と地域の首脳が集まって開くG20首脳会議があり、その後は参議院選挙、10月には消費税率の引き上げもあります。来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた準備も加速していくはずです。期待と不安が入り混じる「令和元年」は、とても平静ではいられないようなビッグイベントが目白押し。「日経プラス10」は榎戸教子・新キャスターを中心にしっかりスクラムを組んでお伝えしていきます。来週は10連休直前「平成最後の決算ラッシュ」を踏まえて26日に岡三証券の小川佳紀氏を招き、今期の業績を読み解きます。なお来週はハンガリーでの世界卓球をお送りする関係で「日経プラス10」の放送開始の時間が遅くなる可能性がありますので、ご注意ください。


日経プラス10キャスター
岸本好正


記事は日経プラス10クラブ会員向けのメールマガジンで毎週金曜日に配信しています
詳しくはこちら

次へ 前へ コラム一覧へ