日経おとなのOFF
毎週日曜日 夜10時00分 「日経おとなのOFF」がテレビになりました
『カフェ・ド・ランブル』の店主・関口一郎さんは、2014年に満100歳を迎える現役の仕事人だ。昼ごろに豆を煎り始め、夕方まで仕事をしている。
「どうすればコーヒーが美味しくなるか。そればかり考えてきた」
と、パイプをくゆらせながら語る関口さんは、これまでに独自の研究でコーヒーと向き合ってきた哲人でもある。生豆を焙煎・ローストする機械を自ら改造することに始まり、ろくろを自らまわし美味しく飲めるコーヒーカップ、ポットを作り、果ては、オリジナルのサイフォン、コーヒーミルの特許まで取得してしまったほど。
わび茶を確立したと言われる千利休は、茶道のことを『数寄道』と呼んでいたそうだが、まさしく関口さんも数奇者の一人。追い求めるコーヒーへの情熱は、荷風の鼻腔にどんな香りを届けていたのだろうか。





