番組表

Bunjin東京グルメ

第1回 『カフェ・ド・ランブル』
~美味しさを追求したコーヒー~(前編)

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2013.12.20

「コーヒーのみ」。
『カフェ・ド・ランブル』の入り口には、そう書かれている。1948年、西銀座にオープンして以来、ずっとコーヒー一筋のお店。コーヒーをこよなく愛する人が、このお店の味だけを求めて、思い思いにやってくる。かつて、その中の一人に永井荷風がいた。

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荷風は、短編『銀座』のなかにこう記す。
「銀座界隈には何という事なく凡(すべ)ての新しいものと古いものとがある。一国の首都がその権勢と富貴(ふうき)とに自(おのず)から蒐集(しゅうしゅう)する凡ての物は、皆ここに陳列せられてある。」
アメリカ、フランスと外遊してきた荷風にとって、銀座は"新しい"日本の姿を予期させたに違いない。よもや日本で美味しいコーヒーが飲めるとは…なんて目を細めていたのかもしれない。

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