番組表

おとなの上級みやげ 喜ばれるお土産に秘められた歴史やこだわりのエピソードを紐解く

2015.02.12

一幸庵 わらび餅

しゃもじにくっついて離れないほどの強いコシを持つわらび餅。弾力のある食感ととろけるような柔らかさを併せ持ちます。その秘密は、主人が一心不乱に行う作業にあります。7月から10月までの暑い時期は販売をしない程、食感にこだわったわらび餅。職人こだわりのわらび餅、独特の食感と風味を体験してみてはいかがですか。

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東京・文京区
茗荷谷駅から徒歩5分のところに店をかまえる和菓子店「一幸庵」。

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ガラスケースには、色彩豊かな、季節の和菓子が並びます。その味を研究するために、海外からパティシエが訪れるなど、世界にも知られる一幸庵の和菓子。中でも人気なのが、わらび餅です。

原料は、希少な国産の本わらび。本わらびの地中の茎に、わずか3%ほどしか含まれていないでんぷん質で作る本わらび粉を使います。

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柔らかさと強いコシを併せ持つ、独特な食感はこの粉を使うだけで、生み出せるわけではありません。欠かせない工程があります。

「一心不乱に練る」
菓子箱に添えられた説明書きにはこう記されています。

「わらび餅は覚悟を決め一心不乱に強火で練って練って練り倒します。」

本わらび粉を砂糖水で溶かし、裏越しします。火にかけたら全身を使って練り続けます。ここからさらに、でんぷんの力を引き出します。

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