日経おとなのOFF
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おとなの上級みやげ 喜ばれるお土産に秘められた歴史やこだわりのエピソードを紐解く
京たけのこ
春が旬のたけのこ。土作りからこだわった栽培法で作られる味。更に、職人の手で掘り上げる京たけのこは、ほどよい歯ごたえと、ほんのりとした甘さ。芳醇な春の香りが楽しめます。春の京都の上級みやげに選んでみてはいかがですか?

春が旬のたけのこ。中でも、今夜紹介するのは、京の都で育まれた逸品。江戸時代から300年続く、土作りにこだわった栽培法で作られた味とは…今夜のおとなの上級みやげは、春を代表する京野菜「京たけのこ」です。
京都府南西部、長岡京市。阪急長岡天神駅のそばに店を構える「小川食品 直売店」。こちらで毎年、3月から5月の間のみ店頭に並ぶのが…「朝堀(あさぼ)り 京たけのこ」。
たけのこの代表種「孟宗竹(もうそうちく)」が、中国から初めて持ち込まれた場所といわれる長岡京。こちらにはたけのこ栽培だけを生業とする農家が数多くあります。
小川さんもその一人。代々受け継がれてきた、3000坪の山で、京たけのこを栽培しています。通常、自生するたけのこを旬の時期に収穫するのみ、ということが多いのですが、京たけのこ農家は、収穫時期以外も山に入り、栽培環境を整えています。

たけのこの肥料は米ぬかと魚のかすで作ったもの。土の手入れは毎日の作業です。江戸時代から続く、京たけのこの栽培方法があります。それが、毎年10月に行なわれる「敷きわら」。稲藁(いねわら)を畑一面に敷き詰める作業。藁はたけのこの生育に欠かせないものなのです。
まず、藁に含まれるケイ酸という成分が、たけのこの生育を促します。さらに、藁特有の保温効果で厳しい冬でも身が太く成長できるのです。藁を敷いた畑は、ふんわりと柔らかくなります。柔らかい土の中で伸びてくるため、たけのこも柔らかくなると言われています。




