番組表

誇りの地 巡礼 地域の魅力を再発見する

2014.06.24

<6月の旅先>「日本橋」 人力車


時速およそ10㎞のスピード。地上から2mほどの高さ。通りの歩行者をやや見下ろしながら行き、ふと視線を上げると、緑の枝葉がすぐ近くに見えます。

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車輪が木製からゴム製へと替わったのは、明治40年代。乗客からの乗り心地の要望に応えたものでした。

最初に到着したのは、「日本橋三越本店」。江戸時代、1673年呉服店「越後屋」として創業しました。大正時代に設置されたライオン像。関東大震災や昭和の東京大空襲を逃れました。こんなエピソードもあります。

引き手は、人力車を引いて移動するだけではなく、街のガイド役も果たしています。日本橋の旅は、ビルが建ち並ぶエリアから下町情緒が漂う地域へ。辿り着いたのは、「甘酒横丁」です。

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明治の初め頃、「尾張屋」という甘酒屋が大繁盛していたことから、当時は、「甘酒屋横丁」と呼ばれていました。横丁の近くには、芝居小屋や寄席が数多くあったそうです。

夏が近づくと、冷たい甘酒を提供する店もあります。横丁の大通りから脇道へ入ると、一軒の老舗が……

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大正5年創業の「柳屋」。一日に1800個も売れることがあるたい焼きは「甘酒横丁」の名物です。北海道産の小豆で作った餡が薄い皮の中にぎっしりと詰まっています。

日本橋の人力車が復活してから10年。発祥の地では、新たな歴史が作られています。

明治の初めに日本橋で誕生した人力車。少し高い目線で、いつもとは違う新鮮な風景を見付けてみませんか?

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