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コラム

誕生日

 今月初めにまたひとつ年を重ねました。番組でもお祝いしてもらい、1年かけても飲みきれないほどのお酒と、きれいなお花を頂きました。真ん中の赤いガーベラには「前向き」という花言葉があるそうです。41歳のこの1年も、前向きに、情熱をもって、仕事に取り組んでいきたいと気持ちを新たにしました。

誕生日の前日にお祝いしてもらいました

 自分自身への誕生日祝いをどうしようか、これも毎年悩ましいところです。悩むくらいなら無くていいじゃないかと思った皆さん。おっしゃる通りです。が、それでもやはり自分へのご褒美は必要という結論に達し、今回は「絵」にしました。

 同世代で活躍している、画家の植田志保さん。友人から紹介してもらって以来、ずっとファンです。彼女の描く作品は、見る人の気持ちを柔らかくほぐしてくれるような、そんな温かみを感じます。飾る場所の空気を変える力を持ちながらも、押しつけがましさのない優しい強さがとても好きで、5年前にも絵を描いてもらいました。志保さんは「対話描画」という独自の表現を行っています。その時々の相手の心の中にある感覚やキーワードを対話によってすくい取り、一枚の絵で表現してくれるというものです。

子供と一緒に対話描画

 前回、対話描画をお願いした際は、コロナ禍で先行きへの不安が募る中、一人ひとりとの関係や一つ一つの仕事に誠実でありたいという気持ちを描いてもらいました。今回は「優しいママがいい!」との子供の願いから、「楽しさ」がテーマになりました。下の少し大きなブルーを基調としたのが5年前。今回のは黄色がメインです。みるからにハッピーな色使い。でもところどころに(私の目指す)穏やかな落ち着きも感じます。

5年前と今年の作品

 その時々の私の心境によって、描かれる作品が違うことも驚きですが、描いてもらった時の気持ちが鮮明に思い出されることにも感動します。大抵のものはプロンプトを打ち込めば瞬時に出てくる時代の中で、真っ白なキャンバスを前に、言葉を交わしながら徐々に出来上がっていく作品には言い表せない価値を感じました。また何年か後にも描いてもらう日、キャンバスがどう彩られるか楽しみに、この先も自分の内に色のついた言葉を大切に集めていこうと思います。

志保さんと作品を持った子供の写真も