オーストラリア本土のクイーンズランド州からタスマニア州へ。数々の希少な固有種の生息する原始の島、タスマニアは、世界で一番空気が良く、一番きれいな雨が降るといわれる。しかし、そんな別天地にも、水の汚染や生態系の変化が見られるという。前田が目にし、体感したタスマニアとは…?
タスマニアン博物館を訪れた前田は、80年前に絶滅したタスマニアタイガーの剥製を見る。なぜタスマニアタイガーは絶滅したのか? 学芸員に、素朴な疑問を次々に投げかける。特別に博物館の保管庫に案内された前田は、そこでテレビ初公開となるアルコール漬けになったタスマニアタイガーの胎児を見せてもらう。世界で9つしか残っていない標本のうちの5つがここにある。このDNAを使って、いつかタスマニアタイガーを復活させる…そんな願いがあるのだと聞いて、前田は滅びたものを蘇らせる難しさを実感する。
そして、タスマニア固有種に出会うために、前田は野生動物を保護する「トロワナ・ワイルドライフサンクチュアリ」へ。ここでは、怪我をしたり、親を失ったタスマニアデビルやウォンバットなどが育てられている。オーナーのアンドリューさんに案内されて、ウォンバットの赤ちゃんなど様々な動物と触れ合う前田は、特別にタスマニアデビルの近くに入れてもらい、エサやりをさせてもらうことになった。想像以上の獰猛さに驚く。死肉をあさるために「デビル」と呼ばれているタスマニアデビルは、動きが遅いために生きている動物を襲うことができない。そのため、必死に死肉に食らいつくのだという。
アンドリューさんは、前田に衝撃的な写真を見せる。「デビル顔面腫瘍性疾患」という癌が、今タスマニアデビルの数を激減させているのだ。その原因とは何なのか? 説明を聞き、複雑な思いを噛みしめる前田。











