放送番組審議会 │ Broadcasting Council
放送番組審議会議事録(書面開催)
第104回
石井編成部長 兼 視聴者センター長、横川放送番組審議会事務局長
議事概要:
①2020年第2四半期の会社業績、および、2020年度第3四半期の見通し
②2020年10月クールの視聴データ
について報告した。
*編成部長 兼 視聴者センター長から、
①2021年1月クールの基本番組表
②2020年10月から2021年3月までの主な特番
③2020年10月から12月までの視聴者対応状況
④2020年9月から12月までのホームページのアクセス数
について報告した。
2020年11月27日(金) 21:00~22:24
②BSテレ東開局20周年特別企画
『KIBO宇宙放送局』LIVE 宇宙の初日の出2021 from 国際宇宙ステーション
2021年1月1(金) 午前0:45~1:45
席上、委員から以下のような意見が出されました。
① 日経スペシャル マネーのまなび
- 50歳を過ぎこれからを考えた時に、何かちょっと勉強しなきゃと思わせてくれる内容だった。
- 老後のことが気になるのでこういった番組で勉強させてもらえるとありがたいと思った。
- 老後の資産に関する全体像みたいなものを教えてくれるのはいいことだと思う。
- 株式、預金、不動産など、分野ごとに分けて放送するとよいと思う。
- どこにリスクがあるかなど、学ぶべきことを番組にしてもらうのは良いことだと思った。
- 日本経済新聞社と関係が深い局だからこそ制作できる番組だと思った。
- シリーズ化、レギュラー化していただいたら良いと思う。
- 95歳から逆算するなど、国民が詳しく知らないことを伝えるのは、非常に大事なこと。
- 出演者の四人の方々の役割分担が、良かった。
- 説明のための映像の作り方とかスタジオの中の小さいセットの工夫もなかなか良い。
- 年金2,000万円問題で、実際は2,800万円なのだと学んだ。
- もう少し本当に必要な人たちにとって見やすいエンタメ要素があった方が良かった。
- 出演者が、投資したことがない保守的な人達だったので、一人ぐらい投資で成功したような人がいた方が説得力があった。
- 若者のトレンドや流行を知ることが、投資をしていく上で重要だ、というのは本当にその通りだと思った。
- 「副業」と「移住によるコストダウン」という話は、一番重要なポイントではない。
- 一番重要な年率3%の増やし方という、日本人が一番不慣れなところに尺を割くべき。
- 非常に初歩的な、ベーシックな情報で作られた番組でちょっと物足りなかった。
- 学校で教えるべき内容に近く、中学校の現代社会で扱ったらよいような内容だと思った。
- 大変な財政赤字の結果、いずれインフレが来るというあたりを突っ込んだ方が面白い。
- 知的な刺激もないし、かといって実用面でも物足りない。
- これは本当に学校教育で本来やるぐらいの内容で、こういう番組をちゃんと作っていくことは日本の将来にとって大変大事。
- いかに面白く見せるかというノウハウを開拓していけば、素晴らしい。
- 具体的な株の銘柄を挙げているのが非常に気になった。
- リスクもきちんと説明する必要があると思う。
② BSテレ東開局20周年特別企画
『KIBO宇宙放送局』LIVE 宇宙の初日の出2021 from 国際宇宙ステーション
- 20周年記念に相応しい宇宙ステーション「きぼう」からの放送というのは非常に面白い。
- 実際に、宇宙船の中でどういうふうに動いているのかが伝わってすごく面白かった。
- 人間としての野口さんの側面が見られてよかった。
- 題材的には最高と思ったが、見てみたら、期待値が高かっただけに、ちょっとがっかりした。
- 出演者の方がバラバラな感じがして、中身も整合性がとれていないという印象だった。
- 番組がガチャガチャした感じになっていた。
- 初日の出がイメージとは違って、まぶし過ぎてよく見えないと感じた。
- 眩しさを体験する場面や、芸人さんが宇宙に浮いているような演出は、必要ないと思った。
- 野口さんのコメント力と、その存在がすごく光っていた。
- 間が持たないような場面があったり、音声が相当乱れたり、心配になる場面が多かった。
- 初日の出は感動した。ダイヤモンドみたいな光が目に飛び込んで初めて見た映像だ。
- 宇宙から、ニューヨークと六本木を繋いでいる技術的な部分も知りたかった。
- 妙なバラエティっぽい感じになって、ちょっと物足りなかった。
- 新年早々大変に良いものを見させて頂いたという感動があった。
- 宇宙というテーマは令和の時代に相応しいテーマで、企画自体がナイス・チャレンジ。
- 宇宙放送局と打ち出すのだったら、やはり宇宙放送局がメインであって欲しかった。
- 野口さんが一番面白かったので、野口さんにもっと出て欲しかったと思った。
- 芸人さんが出てきたりする部分は、コンテンツの弱さを逆に浮き彫りにしてしまっていた。
- こういう企画をすること自体が素晴らしいことだと思う。
- NDフィルターや、イントボールなどの説明がもう少し詳しくあってもよかった。
- 音声的なストレスが大きかった。
- 糸井重里さんの声が口の動きとずれているのはなんでなんだろうと思った。
- 宇宙ものをある程度見慣れている今の時代においては、番組の作り方を時代相応に変えるというやり方もあったと思う。
- 初日の出は、世界中どこでも見られない、宇宙からでなければ見られないような映像だった。
- 20周年記念という節目の大きな企画だけに、限られた時間、限られた予算の中でどうやって面白さを伝えるか、難しかったと思う。
- この企画自体は前向きな良い企画だったと総括して良いと思う。
BSテレビ東京の放送番組「BSウオッチ7」で2021年1月31日(日)5時30分から5時36分の間に放送された。
放送番組審議会委員リスト
(五十音順)
桝本晃章(ますもと てるあき)氏 BSテレビ東京放送番組審議会委員長 |
東京電力広報部長、取締役広報部長、常務取締役、取締役副社長、電気事業連合会副会長、顧問を経て、2008年5月から一般社団法人日本動力協会会長。 |
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清水敬一(しみず けいいち)氏 BSテレビ東京放送番組審議会副委員長 |
合唱指揮者として活躍。JCDA日本合唱指揮者協会理事、全日本合唱連盟理事、東京都合唱連盟理事長、東京芸術大学及び同校附属高等学校講師。 |
村口史子(むらぐち ふみこ)氏 BSテレビ東京放送番組審議会委員 |
プロゴルファー。1990年6月社団法人日本女子プロゴルフ協会入会、1991年LPGA新人賞受賞、1999年LPGA獲得賞金第1位。 |
山﨑妙子(やまざき たえこ)氏 BSテレビ東京放送番組審議会委員 |
財団法人山種美術財団理事、山種美術館副館長を経て、現在、公益財団法人山種美術財団理事長兼山種美術館館長。 |
石黒不二代(いしぐろ ふじよ)氏 BSテレビ東京放送番組審議会委員 |
ネットイヤーグループ株式会社代表取締役社長兼CEO。シリコンバレーでハイテク系コンサルティング会社を設立。1999年にネットイヤーグループのMBOに参画し、2000年より現職。 |
飯野 克彦(めしの かつひこ)氏 BSテレビ東京放送番組審議会委員 |
日本経済新聞社入社後、バンコク支局長、中国総局長、ベンチャー市場部長、論説委員を経て、現在は編集委員。 |
原田 曜平(はらだ ようへい)氏 BSテレビ東京放送番組審議会委員 |
博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー、サイバーエージェント次世代生活研究所・所長を経て、マーケティングアナリストとなり、現在は信州大学特任教授。若者研究とメディア研究を中心に、 次世代に関わる様々な研究を実施。 |