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ニュース報道の心

2016年11月4日(金)トヨタやソニーに負けない六本木の「ワオ」 武田仁

先日、トヨタ自動車が運営する学校、トヨタ工業学園(愛知県豊田市)にロケに行
きました。すると、入り口付近に「バッターボックスに立とう」と大きく書かれたポ
スターが目に飛び込んできました。


 この言葉、トヨタの豊田章男社長が最近、社員に向けて発しているメッセージで、
失敗を恐れず、挑戦しようという強い思いが込められているといいます。


 私たちが訪れたトヨタ工業学園は、ものづくりのプロを育てる職業訓練校です。中
学を卒業した生徒たちが3年間通う高等部と、高校卒業者を対象にスペシャリストを
育成する専門部からなります。将来、トヨタの社員として会社を支える若い世代に、
「空振りしてもチャレンジしよう」というメッセージは、わかりやすく、十分に伝わっ
ていると見受けられました。


 章男社長はこうも言います。「バッターボックスに立たないと、ワオを起こせない」。
こうした挑戦者の気持ちが「もっといいクルマづくり」へと向かい、感動を表す「ワオ」
へとつながっていく。グローバル企業を率いるトップの強い思いが感じ取れました。


 ソニーの平井一夫社長兼最高経営責任者(CEO)も「ワオ」とよく語る経営者で、
社内にチャレンジを呼び掛けています。2012年4月に就任すると、パソコン事業の売却、
1万人規模の削減など構造改革を進め、黒字を出せる体質に改善しました。これから
新しい商品を世の中にどう提示していけるかが、気になるところです。


 米国仕込みの「ワオ」を掲げる平井流改革は少しずつ再成長へ成果をあげています。
ソニー本社を見学すると、興味が沸く作品がいくつもありました。照明と音響を組み
合わせた「LED電球スピーカー」は、ユニークなコンセプトが話題です。


 社内では、平井社長肝いりで、アイデアを事業に結び付けるプログラムが動いてお
り、のべ1500人が参加、ユニークな製品が生まれていると聞きました。円高で業績は
厳しいままですが、ソニーらしさを少しずつ取り戻しているかのようです。


 平井社長は11月8日、日本経済新聞主催の世界経営者会議で登壇する予定です。当
日は講演後のインタビューを含めて、ソニーの変化について日経プラス10でも取り上
げる予定です。平井社長の「ワオ」を少しでも番組を通じて伝えたいと考えています。
     

 さて、こうした「ワオ」を求めて、「日経プラス10」もバッターボックスに立ち
続けます。11月7日月曜日からは東京・六本木の新スタジオからニュースを発信する
ことになり、スタジオセットも一新します。休日を使ってリハーサルを重ね、何とか
間に合わせようと、スタッフの顔はみな真剣です。


 ここから、どれだけわかりやすく生きたニュースを送りとどけることができるか。
六本木発の「ワオ」にも、どうぞ、ご期待ください。


日経プラス10プロデューサー
武田仁


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