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2020年5月15日(金)レストラン・ディスタンス  榎戸 教子

 食いしんぼうな私は、週末や特別な機会にお気に入りのレストランへ行ったり、新しいお店ができると足を運んだりするのが大好きでした。しかしこのコロナ禍で、レストランでの食事は控えるようになり、飲食店との関わり方に大きな変化を感じています。


 飲食店と消費者との距離の変化に対応し、様々な新しいサービスや取り組みが始まっています。高級レストランのジョエル・ロブションでは8万3000円(4人分)のデリバリーメニューが登場しました。ウーバーイーツや出前館だけでなく、タクシー業界もデリバリー業務に参入。クラウドファンディングではレストランへの先払い支援も広がっています。


 東京都では、テークアウト・宅配・移動販売をはじめる飲食店への支援が始まりました。また国税庁は、期限付酒類小売業免許を付与すると発表。この免許を取得すると、最長6カ月間、飲食店は在庫酒類のテークアウト販売が可能になるそうです。ただそうした中でも現実は想像以上に厳しいようです。


 先日、「日経プラス10」に元国会議員でタリーズコーヒージャパンの創業者、現在はパンケーキで有名なエッグスンシングス社長の松田公太さんにご出演いただきました。松田さんのお話の中で印象的だったのが「どんなにテークアウトを頑張っても、通常の売り上げの5%から10%程度にしかなっていない」こと。「店内飲食を軸にしていたところが、テークアウトに業態変更したくても、そう簡単ではない。これからは廃業するところが増える」とおっしゃっていました。


 これから全国的に外出規制は徐々に緩和されていくと思いますが、私たちの消費行動は、いま見えているもの以上に大きく変化していくのではないかと考えています。アフターコロナの世界では、私たちと飲食店との距離はどう変化していくのでしょう。しばらく時間が経てばレストランとの距離は元に戻るのでしょうか。私にはレストランでの楽しい食事やたくさんの思い出があります。





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日経プラス10メインキャスター
榎戸教子


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