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2019年2月22日(金)ホンダだけではなさそうだ 武田仁

 3月29日の英国の欧州連合(EU)離脱までまもなく1ヵ月となります。グローバル企業の英国での事業見直しがニュースとして続々と飛び込んできます。ホンダが英国工場での生産終了を発表し、メイ首相が「失望した」とホンダ首脳に伝えたのはそのひとつ。日産自動車は英国生産を計画していた多目的スポーツ車(SUV)の生産を日本での生産に切り替えました。自動車産業の縮小は英国の経済、特に雇用面に大きな痛手となります。


 気になるのはトヨタ自動車の動きです。トヨタは英国の工場で、1日に 600台生産しています。完成した車の8割以上は英国から輸出しています。部品調達のために、工場に入ってくるトラックは1日に 150台、このうち50台は国外からのようです。問題はトヨタの代名詞「ジャストインタイム」。約 200万個の部品を調達していますが、工場内の部品在庫はせいぜい4時間分だそうです。ということは、4時間、いずれかひとつの部品の入庫が滞ってしまえば生産が止まってしまいます。トヨタといえども無傷ではいられません。


 番組では26日(火)にブレグジットに伴う企業の動きを伝えます。ソニーやパナソニックも英国にある欧州統括機能を英国からオランダに移します。こうした企業の決断がEU離脱の見直しなど新たな展開を呼び起こすのでしょうか。番組は、そこに注目します。


 そして来週は海外で大型イベントが目白押し。27日(水)からはベトナムのハノイで米朝首脳会談が開かれます。そして3月1日(金)は米中貿易協議の交渉期限です。この日は、韓国で1919年に日本の植民地支配に抵抗して起きた「三・一独立運動」からちょうど 100年にあたり、記念行事が開かれます。日韓関係からも目が離せません。


日経プラス10プロデューサー
武田仁


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