日経おとなのOFF
毎週日曜日 夜10時00分 「日経おとなのOFF」がテレビになりました
おとなの上級みやげ 喜ばれるお土産に秘められた歴史やこだわりのエピソードを紐解く
マールショコラ
三枝さんが、カカオマスを使うのは、蜂蜜の甘みにこだわっているからです。きっかけは、「砂糖が苦手」な友人の存在でした。
「チョコレートを食べたいんだけど、どうしてもチョコレートを食べると砂糖が入っていると。なんとかお砂糖以外で食べれる甘味料はないかなと。その方は、ハチミツが大変好きでですね、ハチミツだけで作ったチョコレートがあればいいのになというのをお話されているのを聞いて、もしかしたら、そういうものを作れるんじゃないかというところから試作を始めたんですね。」

しかし、砂糖をハチミツに代えたことで、チョコレート作りは困難を極めました。問題は、チョコレート作りに欠かせない「乳化」という工程でした。乳化とは、チョコレートの材料を混ぜ合わせて、滑らかな状態にすることです。
最初はハチミツを使うことで、滑らかな状態になりにくくなると、三枝さんは振り返ります。
「チョコレートっていうのは、単純に考えて頂いて、油なんですね。で、ハチミツとかクリームとかというものは、水分となります。油と水をうまくあわせるかというのは、スゴく大事なところなんです。」

三枝さんは、ハチミツの分量や、温度、ハチミツを入れるタイミングなど、いろいろなパターンを試しました。そして、およそ一年間の試行錯誤を経て、ようやく、「乳化」に成功したのです。
こうして完成したマールショコラには、ハチミツならではのある特徴が加わりました。口の中に広がる花の香り三枝さんは、世界各地から厳選した純度100%のハチミツにこだわっています。




