日経おとなのOFF
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おとなの常宿 上質な宿を紹介
べにや無何有
素朴な世界に身を置き、心をからにする……。シンプルな設えに徹した宿、「加賀山城温泉 べにや無何有」無何有とは自然のままで何の作為もない理想郷を意味します。華美な装飾を控え、素朴である事の豊かさを感じてみませんか?

石川県加賀市にある山代温泉。この地は、湯の発見からおよそ1300年の歴史を誇ります。北陸有数の温泉街を見下ろす山の中に――
『加賀山代温泉 べにや無何(むか)有(ゆう)』があります。
平安時代の末期、ここには、薬師山と呼ばれ、僧が温泉と薬草で人々を救っていたとされる温泉寺と言う寺の本道がありました。

宿は、跡地の自然の中に建てられています。宿の設計はホテルや公共施設を数多く手掛けている建築家・竹山聖(せい)さん。宿全体に、陽の光が満ち溢れる空間を生み出しました。華美な装飾を控え、スペースを広く保つ。佇まいに込められた想いは、「無何有」という宿の名前から窺い知ることが出来ます。

中国の思想家・荘子が説いた「無何(むか)有(ゆう)郷(きょう)」。自然のままで、何の作為もない理想郷を意味します。
先人の思想から命名された宿。館内には、25本の柱が林立する空間があり、まるで、禅寺にいるかのような感覚にひたることが出来ます。自然の中へ広がるテラスでは、陽の光の下で新鮮な空気を吸いながら、ヨガを体験することも――
緑豊かなこの場所は、平安の世から、温泉と薬草で知られた地。宿のスパでは、かつて僧たちが施して来た癒しに倣(なら)い、温泉と薬草を用いて、客一人ひとりの体調に合ったケアを行っています。




