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誇りの地 巡礼 地域の魅力を再発見する

2014.07.22

<7月の旅先>「フランス」 ミディ・ピレネー地方


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13世紀に司教が住む館として造られた建物は、アルビの重要文化財です。

ゴシック様式の特徴であるアーチ天井。中世の教会建築で多く用いられた構造です。レンガを漆喰で固める当時の技が強固な建物を作り上げたました。独特な雰囲気の中で芸術鑑賞。

所蔵されているロートレックの作品は、1060点。コレクション数としては世界一を誇ります。ロートレックは、19世紀末、パリで人気を博した画家です。

アルビで生まれた彼は、油彩や水彩、版画など、様々な手法で社交場を描きました。娼婦として生きる女性たちの姿を描いた、「ムーラン通りのサロンにて」。屋外の光を求めた印象派の絵画とは異なり、夜の世界を描いた作品です。

ロートレックは、強かに生きる人間を見つめ続けた画家でした。作品は、キャンバスに留まらず、雑誌の表紙やポスターなど、多岐に渡ります。

10代の頃の作品が見られるのは、生誕の地ならでは。パリで描いた絵画とは違う作風を楽しめます。今年は生誕150年。美術館では様々なイベントを予定しています。

美術館の近くには、食のアートを楽しませてくれるレストランがあります。「エスプリ デュ ヴァン」。ミシュランの星を獲得した、新しい発想でフランス料理を提供する店です。ダヴィッド・アンジェラさんは、アルビで生まれ育ったシェフ。

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豊かな食材をいかしたダヴィッドさんの料理は見た目も華やか。アート作品のようにテーブルを彩ります。トマトとバジルのガスパッチョ。赤と緑のコントラストが映える一皿です。グラスに入った冷製リゾットは、食べる直前に半熟卵を落とす趣向が楽しめます。

鳩のコンフィ、その盛り付けに誰もが驚かされます。
アルビの芸術散歩。バラ色の街は食も満たしてくれます。

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