番組表

マンスリー特集 様々なテーマを4週に渡って紹介

2014.12.05

琳派400年の足跡をたどり京都へ


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続いては光悦と共に琳派を創始した画家・俵屋宗達が眠る頂妙寺(ちょうみょうじ)。宗達の画の特徴は大胆な構図です。代表作、国宝「風神雷神図屏風(ふうじんらいじんずびょうぶ)」では空間を多くとることで天空を表現したと伝えられています。また、背景に何も書かないことで風神雷神の姿を際立たせているのです。

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寺で見ることができる作品「牛図」にも、宗達ならではの構図や技法が使われています。宗達が確立した琳派の技法この画では余白を使うことで「牛」の姿を効果的に浮き立たせています。

また宗達は筆使いにおいても独特の技法を用いました。一度墨で描き、その上から濃さの違う墨でにじませているのです。

この「たらしこみ」と呼ばれる技法は風神雷神図でも使われています。空間と筆使いによって生き生きと力強い牛を表現したのです。宗達の時代から80年後に現れたのが尾形光琳です。

天才から知る琳派の発展
尾形光琳は、本阿弥光悦が築いた芸術村出身の絵師。光悦や宗達から直接作風を学んでいませんが、琳派を流派として確立した人物です。

代表作は国宝「燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)」。
この画もまた余白を多くとり群生する燕子花を鮮やかに引き立たせています。また同じ図柄を繰り返し配置することで画に安定感を与えています。琳派を発展させた光琳。その晩年の作品が京都市上京区にあります。

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