番組表

マンスリー特集 様々なテーマを4週に渡って紹介

2014.09.08

日光東照宮 陽明門


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彩色において特に難しいのが「ぼかし」と呼ばれる技法。作品を立体的に見せ、奥行きを出し、動物や植物に生き生きとした表情をつけます。彫刻を生かすも殺すも、その技にかかっているのです。

彩色には江戸時代から続く材料を使います。塗装と金箔を洗い落とし、塗るのは、岩絵の具です。岩絵の具は、雨風を凌ぐ耐久性を持ち合わせていないので、普通は屋内に飾る物に使われます。にも関わらず、江戸時代当時から変わらない道具を使うのは、独特の極彩色を忠実に再現させるためなのです。

長きに渡り、人々を魅了してきた極彩色の建造物。その歴史には、修復に真摯に打ち込んできた職人たちの技と誇りが息づいています。

およそ400年の間、若返りを繰り返してきた国宝、陽明門。職人たちの時を超えた魂の対話はこれからも続いていくのです。日光東照宮で職人の声を感じてみませんか。

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