
Jリーグ最終戦、京都対FC東京の取材に行きました。FC東京が残留を決めれば嬉しい取材、降格すれば辛い取材です。「まさかFC東京がJ2に落ちるとは」多くの人がこう思っていたのではないでしょうか。私もその一人で、辛いほうに転ぶイメージを持たずに京都に乗り込みました。だから降格の衝撃は思いがけず重く、試合後のインタビューでも選手の顔を見ると言葉が詰まりました。平山選手はFWとしての責任とプレッシャーに苦しみぬいたシーズンだったと。今野選手は引き分けが続き勝ちきれない試合を重ねるうちに自信を失いかけた時期もあったと。どんなにいい人材が揃っていても、強い気持ちで試合に臨んでも、自信を失うとひずみが生じ、力を発揮できなくなるものなのだと学びました。
私も仕事の場面でニュースを読むときや対談をするとき、どんなに入念な準備をしていても、不安の種が1つあるだけで集中できない事が多々あります。月曜日にニュース原稿を噛んでしまったら、これ以上のミスは重ねられないと週末土日のリフレッシュを挟むまで肩の力が抜けません。インタビューで相手の本音を引き出せずに終わったら、次の機会は、空回りしないようにと余計なプレッシャーがかかります。
残留争いをするチームに限らず、シーズンを通じて勝負に徹するJリーガーたちのメンタル面への負荷は計り知れません。敬意を表します。1年で昇格を決めるのが難しい厳しいJ2の世界、FC東京、京都、湘南が自信を取り戻し高いレベルのサッカーで躍進することを願います。