社会の大問題の解決につながる事業に資金を出す「インパクト投資」が広がってきました。日経プラス10では、環境やヘルスケアなどの分野でSDGs(持続的な開発目標)に挑むスタートアップのコンテスト「XTC JAPAN COMPETITION 2020」(2月26日水曜日開催)を取材します。果たして、投資家の心をつかむビジネスはあるのでしょうか。当日はここまでの予選を勝ち抜いた9社が参加し、パリの本選を目指します。
→ https://blaze.events/xtc-japan-2020/
今、若い世代が社会問題をビジネスモデルの提供やテクノロジーの力で解決しようともがいています。環境問題だけを取り上げても、海外では米カリフォルニアやオーストラリアで大規模火災が発生し、日本では台風の大型化に伴う河川の氾濫など、目を覆いたくなる映像の数々。スウェーデンの若き環境活動家グレタ・トゥンベリさんは「経済発展がいつまでも続くというおとぎ話」を信じる為政者、資産家たちを痛切に皮肉り、地球の未来に警鐘を鳴らしています。
悲観ばかりでは何も生まれません。地球規模の課題に立ち向かう若い世代、否、シニアであっても時代の変化を敏感に感じている人たちが間違いなく増えています。変革者の靴音を、時の為政者、経営者は、無視したら「ヤバい」とようやく気付き始めたかのようです。
学生たちが大企業ではなくスタートアップを目指すのも、インパクト投資に光があたるのも、何かが変わる兆しではないでしょうか。3月13日(金)から米テキサス州オースティンで開かれるイベント「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」の取材にも同じ問題意識で臨みます。そこでは日本の学生による世界への挑戦を追いかけます。新型コロナウイルスによる肺炎の拡大が、こうしたイベントに少なからず影響を与えていることも注意深くみていかなければと思っています。
日経プラス10プロデューサー
武田 仁
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