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ニュース報道の心

2020年2月14日(金)ダボスで実感「ものさし」が急速に変化している 野田 匠

 経済の価値をどう測るのか―。世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で行われた討論会のひとつで設定されたテーマです。司会は英フィナンシャル・タイムズのジリアン・テット、パネリストとして慶應義塾大学の竹中平蔵名誉教授らが参加しました。日本経済新聞と世界経済フォーラムの共同開催です。

ダボス会議のようす

 議論の中心となったのは「GDP(国内総生産)」。GDPは生産などを重視していて、経済の現状を幅広くとらえるものの技術革新による豊かさや環境問題などを捕捉しきれていない、との指摘があります。参加者たちの結論は、「1つの指標に頼るべきではない」でした。


 今年のダボスの取材で実感したのは、世界の「ものさし」が急速に変化しているということです。「SDGs(持続可能な開発目標)」や「ESG(環境・社会・企業統治)投資」はもはやすべての議論の大前提となっています。「もったいない」や「三方よし」など日本が長く培ってきた価値観が世界から見直されている、という考え方もあるようですが、欧米勢によって体系化されつつある新たな「ものさし」に日本勢が目盛りを刻む余地はそれほど大きくありません。日本は存在感を示せるか、正念場を迎えています。


 今回の討論会の模様は、一部を抜粋して日本語に吹き替えた特別番組でご覧いただけます。24日(月・祝)23時00分の放送です。「日経プラス10」の放送終了直後で「WBS」の直前(この日のWBSは23時36分放送開始)です。是非ご覧ください。


 また、世界経済フォーラムのウェブサイトでも視聴可能です。

日経プラス10プロデューサー
野田 匠


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