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ニュース報道の心

2019年12月20日(金)「121位」で考えたこと 野田 匠

 日本の男女格差の解消度は153カ国中121位―。「ダボス会議」で知られる世界経済フォーラムが先日発表した「ジェンダー・ギャップ・レポート」のランキングです。経済や政治、教育などの分野で女性の参画がどれだけ進んでいるかを調査し、毎年発表しています。ちなみに上位を占めるのはアイスランド、ノルウェー、フィンランドなど北欧の国。そして日本に続くのはクウェート、チュニジア、ギニアなど中東・アフリカの国々です。(詳しくはこちら


 私が働くテレビの現場では男女の格差をほとんど感じません。出演者はもちろん、記者、ディレクター、プロデューサー、撮影、音声、音響、照明、美術、タイムキーパーなど、あらゆるポジションに女性の姿があり、業務の内容や評価は男性と何ひとつ変わりません。最近は大道具(セットを組み上げるテレビの大工さん)でも、ヘルメットと腰袋を身に着けた女性が活躍しています。取材や打ち合わせで役所や企業を訪ねると、まるで制服のように同じ色のスーツに身を固めた男性がテーブルの対面にずらりと並ぶことがあって、ちょっと違和感を感じたりしています。


 私はいま、「日経プラス10」と並行して「SDGs(持続可能な開発目標)」や「ESG(環境・社会・企業統治)投資」に関する特別番組を制作しています。このテーマはとかく地球環境問題ばかりが注目されがちですが、世界の投資家にとっては「ダイバーシティ(性別や人種などを越えた多様性)」も大きな関心事です。「121位の日本」のメディアであることを自覚して世界の先進事例などを取材し、皆様にご紹介していきたいと思っています。放送日時が決まりましたら、またご案内させてください。


日経プラス10プロデューサー
野田 匠


記事は日経プラス10クラブ会員向けのメールマガジンで毎週金曜日に配信しています
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