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ニュース報道の心

2019年11月1日(金)ほったらかしになったカウントダウン 英国EU離脱 野田 匠

 "BREXIT COUNTDOWN"と検索すると、英国のEU離脱までの時間をカウントダウンするサイトがいくつもあります。私たちはこれまで、それらのサイトが期限としてきた「英国時間10月31日午後11時」をめざして、取材や中継等の準備をしてきました。少々不謹慎ではありますが、そのカウントダウンが子供の頃に観ていた「宇宙戦艦ヤマト」のエンディング「人類滅亡まであと...日。」のナレーションと重なり、緊張の高まりを覚えていたことも事実です。


 それが一転、離脱期限が来年1月31日に延期され、急転直下、12月12日に前倒し総選挙を行うことも決まりました。当面は、EU離脱について英国民の信を問う総選挙の行方を追うことになりそうです。


 さて、カウントダウンのサイトはどうなったのか―。この対応が様々です。1月31日に向けて再びカウントダウンを始めたサイトや時計が「0(ゼロ)」のまま放置されているサイト、中には、カウントダウンの時計自体をなくしてしまったサイトもあります。在ロンドンの英国人スタッフに近況を聞くと、「進路を見失ってしまった」「疲れた」と語ってくれました。離脱問題に向き合うこと自体に嫌気が差しているようです。カウントダウンの時計がほったらかしになっているのも、そんな理由があるのかもしれません。


 3度の延期を経た離脱は今度こそ最後のカウントダウンとなるのか。テレビ東京、日本経済新聞、フィナンシャル・タイムズの情報を融合しながら、視聴者の皆様に有益な「視点」をご提供できるよう努めてまいります。


日経プラス10プロデューサー
野田 匠


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