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プロデューサーの目

2019年7月26日(金)長梅雨に救世主? 酒見 幸浩

 晴れ間が見えたかと思えば、またパラパラと...。長梅雨にうんざりした視聴者の方も多いかと思います。もうひとつの憂鬱のタネは溜まりに溜まった洗濯カゴ。ならばと、近所に出来たコインランドリーに駆け込んだ人もまた多いのでは。


 コインランドリーといえば、ひと昔前は銭湯の一角などにあって「暗い・狭い・汚い」といったネガティブなイメージがありましたが、それは過去のイメージ。ここ数年で大きく様変わりしています。コンビニエンスストアの敷地内にコインランドリー とスポーツジムが併設されて話題になりましたが、女性専用のおしゃれコインランドリー、カフェと併設という店まで登場しました。待ち時間の長さが気になる人にはスマートフォンの専用アプリと連動して、離れた場所から洗濯機の空き状況や残り時間 が確認できるものもあります。布団を丸洗いできる機種なども主婦の支持を集めていて「明るい・広い・キレイ」そして「安心」というイメージに一変しつつあるようです。


 厚生労働省の調べによると1996年に9000店強だった全国のコインランドリーは2014年には1万7000店近くに増加。業界関係者によると足元では2万店規模に達したといいます。急成長の背景はイメージ刷新だけでなく、女性の就労に伴う共働き家庭の増加といった社会構造の変化があり、面倒な洗濯仕事を効率的にこなしてくれるコインランドリーのニーズは着実に拡大していきそうです。


 もうひとつの理由は投資マネーの流入です。フランチャイズ方式などで出店する場合、初期投資さえ負担できれば、運営費用はさほどかからないといいます。このためサラリーマンオーナーが空室率の上昇に悩むアパート投資より、景気にあまり左右されにくいコインランドリーを選ぶ傾向もあるそうで、利回り20%も可能という専門家もいます。


 日本ではコインランドリーを利用したことがある人の割合は5%、欧米の20%に比べてなお成長余地もありそうです。コインランドリーは長梅雨だけでなく、投資の救世主となるのでしょうか?8月2日(金)の特集で詳しく取り上げます。また来週は米国の利下げ観測を背景に低金利時代が長引く公算が強まる中、どうすれば運用収益を稼げるのか、というテーマを週を通じて取り上げます。ぜひご覧ください。


日経プラス10プロデューサー
酒見 幸浩


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