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ニュース報道の心

2017年7月28日(金)"微笑みの国"で微笑むことができる!? 野田匠

 タイがなぜ「微笑みの国」と呼ばれているかご存知でしょうか。由来は諸説あるようですが、産業に乏しかった当時から観光資源のひとつとしてこの言葉が使われてきたようです。たしかにタイの人々の笑顔はとても素敵です。しかし、数年ぶりにバンコクを訪れた私は、その「微笑みの国」にもうひとつの意味が加えられているような気がしました。それは、経済成長を謳歌する「微笑みの国」です。


 バンコク市内に点在するショッピングセンターは、センスの良いディスプレーが行き交う人々の目を引き、フードコートは洗練された雰囲気のお店が並んでいます。日が暮れると家族、友人、同僚がテーブルを囲み、ワイワイガヤガヤと楽しみながら料理に舌鼓を打つ姿が印象的です。この人気のショッピングモールを運営するセントラル・グループはタイ全土で店舗を展開し、カンボジアをはじめとする周辺国への進出も積極的です。さらにイタリア、ドイツなどの名門百貨店を買収するなど、ブランドやノウハウも貪欲に吸収しています。


 バンコクはASEANの大メコン圏を東西南北につなぐ経済回廊の結節点の1つです。タイのソムキット副首相は先日開かれた日経主催のフォーラムで、航空機やロボットなどの高度産業を育成すると強調しました。地の利を生かしてASEANの成長を取り込んでいく戦略です。>>詳しくはこちら


 翻って日本勢。街を走るのはほとんどが日本車。いたるところに日本料理店があり、コンビニはセブンイレブンが国内で1万店を展開しています。ASEAN市場の攻略を目指して、多くの日本企業、日本人がタイに乗り込んでいます。統計によるとその数は約7万人。アジアでは中国に次いで2番目に多い人数です。しかし実際は、ASEANはおろかタイ市場からの撤退を余儀なくされる日本企業が多いのが現実です。一体なぜなのでしょうか。タイ、そしてASEANの市場で成功するにはどうしたらよいのでしょうか。


 来週月曜日の放送は、"日本人よりも日本企業の動向に詳しい"と評されるタイ人コンサルタントをスタジオにお招きします。日本企業とタイ企業のマッチングを多く手掛けてきた方で、具体的なエピソードをたくさんご存知です。ぜひご覧ください。


日経プラス10
プロデューサー
野田匠


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